友達光電（ＡＵＯ）と瀚宇彩晶（ハンスター）は５月、大型液晶パネル価格の上昇と出荷増によって、ともに小幅ながら前月比で増収となった。ＡＵＯの連結売上高は、前月比1.3％増、前年同月比23.3％減の336億300万台湾元（約937億円）、ハンスターの非連結売上高が前月比1.13％増の39億4,100万元だった。９日付電子時報が伝えた。
５月のパネル出荷枚数はＡＵＯが、▽大型、1,045万枚（前月比4.7％増）▽中小型、1,482万枚（同5％増）──。ハンスターが、▽大型、46万7,000枚（同54.1％増）▽中小型、3,016万枚（同7.3％減）──となった。
ハンスターは昨年末、自社開発した10.1インチのタブレット型パソコン用のタッチパネルが、同製品としては世界で初めてスイスの審査登録機関ＳＧＳのカーボンフットプリント認証を取得した。さらに今年５月にもパネル製品２種が同認証を取得しており、今後も環境にやさしい製品の開発に取り組む意向だ。
