積水化成品工業の台湾販社、台湾積水迅達は、台湾で推進管用推進力伝達材（商品名「ＦＪ−リング」）の販売を開始した。
「ＦＪ−リング」（積水化成品プレスリリースより）
高強度ＥＰＳ（発泡性ポリスチレンビーズ）製の「ＦＪ−リング」は、推進管（主に鉄筋コンクリート管）の先端に掘進機を取り付け、地中を掘削しつつ、後方の油圧ジャッキで推し進めて管を埋設する推進工事で、推進管の連結部に使用される。
今回、下水道工事などを手がける台北市の台湾機動建設工程の協力により、台湾における推進工事現場で「ＦＪ−リング」が採用された。
台湾では今後、都市部における下水道工事や台湾電力による電気幹線の地下化などのインフラ整備事業を中心に推進工事の需要が増すと考えられるため、台湾積水迅達は、台湾機動建設工程や現地ゼネコンへの拡販などにより、土木事業分野における展開を拡大する予定だ。
