グーグルが開発したＯＳ（基本ソフト）「クロームＯＳ」を初めて採用した低価格ノートパソコン、通称「クロームブック」を、宏碁（エイサー）とサムスン電子が米国でアマゾン・ドット・コムおよびベストバイから発売した。エイサーの「Ａ700」の価格はWi−Fiモデルが349.99米ドル、３Ｇ（第３世代通信規格）モデルが429.99米ドル。17日付電子時報が報じた。
米アマゾンで発売されたエイサーのクロームブック。価格は同社ネットブックより高めの設定となった（アマゾンホームページより）
観測によるとエイサーのクロームブックは、広達電脳（クアンタ・コンピューター）が受託生産しているとされる。現時点では、市場の反応をうかがっている段階で、まず北米市場と一部欧州市場で先行発売し、消費者の反応を見た後でアジア発売を決定するとみられる。
なお電子時報は、これまで主要ターゲットとしてきた一般消費者向け市場から商用市場での展開拡大を図るエイサーとサムスンにとって、クロームブック発売は一つのチャンスになると指摘した。
