陳水扁総統は11日午前、総統府で開かれた記者会見で民進党主席に就任すると正式に発表した。陳総統は、すでに謝長廷、蘇貞昌の正副総統選候補、前党主席の游錫コン氏（コンは方２つに土）らと党人事について個別に会談し、各派閥から有能な人材を集めた選挙対策チーム作りに動くなど、来年１月の立法委員選挙に向けた準備に着手したもようだ。
陳総統は11日から14日まで外交関係のある太平洋マーシャル諸島共和国を訪問する予定で、新たに民進党秘書長に就任する卓栄泰副秘書長は、「党最高幹部人事は総統の帰国を待って決定するが、ともに選挙を戦える人なら全て対象となる」と語った。11日付自由時報が報じた。
民進党内からは来年の総統選挙に向けて謝長廷氏への強力なサポートを期待する声が多く上がった（11日＝中央社）
