2010年に米誌タイムが発表した「世界で最も影響力のある100人」のアーティスト部門で１位に輝いた「女神」が、とうとう台湾にやって来た！米国の女性シンガー、レディー・ガガが１日初来台し、一大旋風を巻き起こしている。３日に行われたライブでは、４万人のファンを魅了した。

ライブでガガは、ファンの熱烈な反応に涙する場面も。「来年も台湾でコンサートを開催する」と宣言した（３日＝中央社）

　ガガは今回、ダンサー８人、演奏者６人を含む50人余りの大規模なチームを率いて上陸。宿泊先の台北晶華酒店（ザ・リージェント・タイペイ）には、メディアやファンらが押し寄せた。

　２日午後、ガガが急きょ予定にはなかった忠孝東路のヨガスタジオへ外出するや、スタジオ周辺の交通は一時大混乱に。各テレビ局の女性キャスターも、奇抜なファッションで知られるガガを真似たコスプレで取材に訪れるフィーバーぶりを見せた。

　今回の来台はニューアルバム「Born This Way」のプロモーションが目的だ。ガガは３日午後パトカーの先導のもと、26台のベンツで台北から台中へ移動。同市政府を表敬訪問した際、胡志強市長が「７月３日をレディー・ガガの日とする」と宣言すると、「今日という日を永遠に忘れないわ」とガガは大感激だった。

　その後、午後８時から台中市内の円満劇場でプロモーションライブを行った。4,000枚のチケットは早々に完売したが、場外の公園に設置されたスクリーンでライブを見ようと３万人を超えるファンが詰めかけた。

　欧米でのプロモーションでは２〜４曲しか歌わなかったガガだが、台湾ファンには大いにサービス精神を発揮し、新曲を中心に計９曲を熱唱、会場を沸かせた。

　女神は４日に台北で記者会見を開いた後、５日に台湾を離れる予定だ。