太陽電池メーカー、昇陽光電科技（ソーラーテック・エナジー）の６月売上高は９億7,700万台湾元（約27億5,000万円）で、前月比34.57％増、前年同月比39.30％増の大幅成長だった。太陽電池とシリコンウエハー価格が第１四半期から６月までに３〜４割下落したことで欧州市場の需要が刺激され、さらにドイツ政府が太陽光発電に対する補助金削減を見送ったことによる恩恵を受けた。４日付電子時報が報じた。
太陽電池用多結晶シリコン（ポリシリコン）ウエハーのオファー価格が６インチで１枚当たり２米ドルまで下がるなど、材料コストの低下が台湾の太陽電池メーカーの設備稼働率上昇を促しており、大手は８月にもフル稼働となる見通しだ。
太陽電池メーカー、新日光能源科技（ネオソーラーパワー）の６月売上高は前月比1.32％増、前年同月比8.37％増の17億7,200万元。シリコンウエハーの緑能科技（グリーン・エナジー・テクノロジー）は前月比7.98％増、前年同月比14.60％増の14億6,100万元。同業の達能科技は前月比9.56％減、前年同月比19.01％増の２億6,500万元だった。
