自動車市場の先行きを好感し、今後、業界全体で2,500人の新規採用が見込まれている。裕隆集団は、自社ブランドマーケティング、グリーンエネルギー関連の研究開発（Ｒ＆Ｄ）、販売など、グループで2,000人の過去５年で最大規模の採用を予定している。11日付経済日報が報じた。
裕隆集団の中でも、昨年、電動バイクを発売し、グリーンエネルギー産業への進出に成功した中華汽車工業（チャイナ・モーター）は、さらに多様な製品の開発に注力する構えで、主にリチウムイオン電池、電子・構造設計など研究開発要員の採用に積極姿勢を示している。これまで自動車業界の開発人材は年収が約60万台湾元だったが、同社は同100万元（約280万円）以上を提示し、人数制限なしで募集をかけているもようだ。
このほか、トヨタの台湾総代理、和泰汽車も販売およびアフターサービス要員に約300人の新規採用を行う計画だ。韓国・現代自動車（ヒュンダイ）の台湾代理店、南陽実業も、今年の販売好調を受け200人の販売員を補充する。
