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作成日：2007年10月12日_記事番号：T00003127
鴻海めぐる企業買収説、証取に監督強化要請
電子機器の受託生産大手、鴻海精密工業の黄秋蓮総財務長は11日、市場で鴻海の企業買収に関する多くのうわさが飛び交っていることと関連し、一部に鴻海による買収説を流すことで株価をつり上げようとする企業があるとして、証券当局に監督強化を求めた。具体的な社名は示さなかった。12日付経済日報が伝えた。
黄総財務長は「うわさは何回（否定の）コメントを出しても、市場に流れ続け、投資家の権益を傷つける」と指摘。その上で、うわさの出どころを突き止めるため、台湾証券交易所に善処を求めた。
これについて、台湾証券交易所の呉栄義董事長は「証取としては（うわさの対象となった）企業に照会を行うようにしているが、絶えずうわさが流れている状況だ。誰が情報を流しているのか調べている」と述べた。ただ、調査中の案件に関しては現時点で明らかにできないとしている。
