自転車最大手、巨大機械工業（ジャイアント・マニュファクチャリング）は、中国で需要が大幅に高まっていることから、今年通年の自転車販売台数は過去最高の600万台（昨年販売台数525万台）が狙えるとしている。24日付工商時報が伝えた。
中国におけるジャイアントの昨年度販売台数は400万台だった。今年は上半期で販売台数が約30％、売上高が同50％以上の成長を遂げており、通年では前年比12％増の販売台数450万台を見込む。
またジャイアントは、受注が満杯で生産能力が追いついておらず、下半期の供給不足は30万台に達する見通しだ。このため現在、中国の昆山新工場や成都工場、天津工場の第２工場設置を計画しており、2015年には中国での年産能力が700万台にまで拡大する見込みだ。
なお、ジャイアントの上半期連結売上高は前年同期比6.95％増の227億5,400万台湾元（約620億円）だった。通年では前年比8.5％増の480億元が狙えるとしている。
