交通部観光局は15日、観光客倍増計画による来年度の来台観光客数の見通し数を、従来の延べ500万人から400万人への100万人もの下方修正を発表した。16日付工商時報が伝えた。
立法委員からは、中国の観光客を誘致しない限り、観光客倍増計画自体が空論に終わるという懸念の声も出たが、観光局は一般の中国人観光客を受け入れない前提で、前年比増加率を７％ととし、今年の目標を375万人、来年は400万人、2009年は425万人とする新たな３年計画を提出した。
同計画は2002年の目標観光客数290万人をベースに、毎年40万～50万人増加すると見て08年で見通し数を500万人としていたが、実際の観光客数は06年で352万人、今年１～９月で270万人と、程遠い結果となっている。
