米アップルにタッチパネルを供給する宸鴻集団（ＴＰＫホールディング）が４日発表した７月の連結売上高は、前月比2.2％増、前年同月比159.8％増の118億8,700万台湾元（約325億円）で３カ月連続で単月過去最高を記録した。５日付経済日報などが報じた。
ＴＰＫは現在、アップルのタッチパネル調達の全体の５割以上を占めており、第３四半期には中型製品の出荷が前期比20％増の700万枚（前期比20％増）に達すると予想されている。同期売上高についても、前期比28％増と市場予測を上回る成長を見せた第２四半期からさらに５〜10％成長し、過去最高を更新すると証券会社はみている。
第４四半期以降も、iPhoneやｉＰａｄの次世代機種発売が予想され、ＴＰＫの業績に大きく貢献すると見込まれる。
また先ごろ、同業の勝華科技（ウィンテック）が、低価格を武器にアップルからiPad2向け受注を拡大したとの観測が出たが、市場ではiPad2は販売量が伸びているため、ＴＰＫの受注が減ることはないとの見方だ。
