ニュース 金融 作成日:2011年8月8日_記事番号:T00031732
中央銀行が5日発表した7月末時点の外貨準備高は4,007億6,600万米ドルで、前月末から4億4,000万米ドル増加、6月に続き過去最高を更新した。ただ米ドルレートが上昇に転じた影響で、増加幅は6月の16億4,300万米ドル増に比べ大幅に縮小した。このことから、台湾の外貨準備高に占める「非米ドル」の比率が高くなっていることがうかがえると6日付中国時報は指摘した。
増加ペースの鈍化要因として中央銀行の林孫源・外匯局長も、ユーロの対米ドル下落による投資運用益の減少を挙げた。なお、外貨準備の運用については、「中銀は、安全性と流動性を最重視、収益性はその次だ」と強調した。
なお欧米での財政不安を受け、特に外貨準備のうち米国債などの資産が4分の1以上を占める台湾も影響を受けるとの指摘が出ているが、これについて林局長は「米国が今後QE3を実施するか、また実施した場合の影響など注意深く観察している」と述べた。
なお台湾の外貨準備高世界ランクは変わらず4位で、上位3位は▽中国、3兆2,000億米ドル(11年6月末)▽日本、1兆700億米ドル(11年7月末)▽ロシア、4,719億米ドル(11年6月末)──。
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