財政部は８日、７月の輸出額が前月比11.7％増、前年同月比17.6％増の281億2,000万米ドルとなり、月次ベースで過去最高を記録したと発表した。対米、対日輸出も過去最高となった。９日付工商時報が伝えた。
輸入額は前月比4.1％増、前年同月比14.0％の247億7,000万米ドルで、貿易収支は前年同月比54.5％増の33億4,000万米ドルだった。
欧米の景気不透明感が強まっている一方で、７月の輸出は電子製品、基本金属とその製品、プラスチック・ゴムとその製品、情報通信製品の輸出が過去最高となった。
また、１～７月の輸出総額は前年同期比17.0％増の1,822億6,000万米ドル、輸入総額は同19.4％増の1,688億5,000万米ドルで、いずれも過去最高となり、貿易黒字は同6.4％増の134億1,000万米ドルだった。
財政部の林麗貞統計長は「７月の輸出好調はアジア経済が依然として成長していることのほか、欧米でアップルのスマートフォン、タブレット型パソコンへの需要が堅調で、情報通信製品の輸出が促されたことが原因だ」と指摘した。
