米経済誌フォーチュンが先月発表した世界のトップ企業500社のランキング「フォーチュン・グローバル500」の2011年版によると、鴻海科技集団（フォックスコン）は従業員数83万6,000人で雇用者数で世界５位となった。証券会社は、従業員に支払われる給料総額は年間80億台湾元（約213億円）以上に上るとみている。16日付工商時報などが報じた。
鴻海は2010年の売上高が951億9,000万米ドルで60位と、前年の112位から大きく順位を上げた。利益額は24億5,000万米ドル。売上成長率は60.5％で21位だった。中国では20数カ所の生産拠点を展開し、「中国輸出企業200強」で１位となっている。
その他の台湾企業では、広達電脳（クアンタ・コンピュータ）が売上高357億2,100万米ドルで247位、売上成長率40.5％で44位にランクインした。
ランキング１位は米ウォルマートの4,218億米ドル。アップルは売上高652億2,500万米ドルで111位、売上成長率78.5％は12位だった。タイヤ業界首位のブリヂストンは売上高は287位ながら、売上成長率は１万14.6％増で１位を記録した。
