液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）は８月31日、ディスプレイ製品事業を、▽ビデオソリューション（液晶テレビ、液晶モニター向け製品）▽モバイルソリューション（スマートフォンや自動車、ノートパソコン、タブレット型ＰＣ向け製品）▽タッチソリューション──の３事業群に分割する組織再編を発表した。これまで同社は▽液晶テレビ▽ＩＴ製品▽コンシューマ製品向けディスプレイ──の製品別で事業を分け、さらに製造部門を独立させていたが、今後は機能別に分けた各事業群の下にそれぞれ▽製造▽研究開発（Ｒ＆Ｄ）▽販売──の各業務を持たせる。１日付電子時報などが伝えた。
各事業群を指揮するのは、▽蔡国新・副総経理（ビデオ事業群）▽呉大剛・副総経理（モバイル事業群）▽謝世枋・副総経理（タッチ事業群）──。
今回の再編についてＡＵＯは、ソフトウエア、ハードウエアおよびインターフェースを統合したソリューションを提供し、顧客や末端消費者により価値の高いサービスを提供できるとしている。
また同社は今回、マクロな視野に立って企業の方向性を決定する「策略規画総処」（戦略企画本部）も設置した。
