トヨタの台湾総代理店、和泰汽車は、９月末までに納車したトヨタ車について、メーカー保証期間を５年または総走行距離14万キロメートル（現行は４年または12万キロ）までとするキャンペーンを実施している。１万2,000台湾元（約３万円）相当の断熱シートの贈呈も行っている。台湾で大きな買い物には縁起が悪いとされる旧暦７月の「鬼月」（今年は７月31日～８月28日）が終わったところで、自動車各社は販促に躍起となっている。18日付蘋果日報が伝えた。
裕隆日産汽車は「ブルーバード」など一部車種で分割払いゼロ金利の適用額を従来の40万元から50万元へ引き上げたり、無料点検サービス券を贈呈している。裕隆企業集団は自社ブランド、「LUXGEN（納智捷） 7 MPV」購入者にドライブレコーダーを進呈。両社のキャンペーン期間も９月末までだ。
業界関係者によると、今月１〜10日の自動車販売台数は、台湾各社は和泰の前年同期比16％増を除き、横ばいか小幅減少。輸入車はメルセデスベンツ、アウディ、ボルボが前年同期比で成長した以外は、同１～２割減だった。
