新光三越百貨の台北南西店は周年慶（創業祭）セール初日の29日、延べ10万人が訪れ、売上高が前年同期比12%増の３億6,000万台湾元（約９億円）余りと同店開業20年で最高となり、好調な滑り出しとなった。30日付経済日報が伝えた。
同店主管によると、午前７時から開店を待つ人の姿が見られ、行列の人数は例年の１〜２割増だった。初日の売上高に最も貢献したのは化粧品で全体の３割を占め、次いで衣料品、家電製品がよく売れた。また精算システムを簡素化し、１人当たりの待ち時間を10分短くしたことも奏功した。
南西店と同日に、桃園駅前店、嘉義垂楊店も周年慶セールを開始した。３店の初日の売上高は合計４億5,000万元で前年同期比１割以上の増加となった。新光三越は、全店の周年慶セール総売上高で206億元（年間売上高の27%）を目標としている。
また、ライバルの太平洋崇光百貨（太平洋そごう）は10月５日に天母店を皮切りに周年慶セールをスタートする。天母店はセール期間の売上高７億8,000万元（前年同期比6.5%増）を目指す。
