ノートパソコン受託生産大手、緯創資通（ウィストロン）の黄柏溥総経理は４日、大手ブランド５社から超薄型軽量ノートＰＣ「ウルトラブック」を受注したことを明らかにした。４日付蘋果日報が伝えた。
黄総経理は、ウルトラブックはビジネス用途に適するところが、娯楽性が高い米アップル「ｉＰａｄ」と異なり、タブレット型ＰＣから市場を奪い返せる可能性があると好感。同社は開発に多くの人手を充てていると語った。
また、ウルトラブックの浸透率は来年第３四半期までに市場で予測されている15～20%を上回ると見込んでいる。このため、金属筐体（きょうたい）の供給不足は不安視していないが、中国・華東エリアでの金属筐体（きょうたい）と複合材料の研究開発（Ｒ＆Ｄ）の合弁事業を近く発表することも明らかにした。素材はグラスファイバーも選択肢の一つで、軽いためだと説明した。
