中国鋼鉄（ＣＳＣ）傘下の鋼構造物メーカー、中国鋼鉄結構が６日発表した９月売上高は前年比91%増の12億9,800万台湾元（約33億円）、１〜９月累計売上高は前年同期比59.19%増の102億8,900万元で、昨年通年の売上高93億2,600万元を上回った。７日付工商時報が伝えた。
第３四半期、鉄鋼業界全体の景気は悪化に転じたが、同社は公共事業や工場、ビル建設向けの受注が大幅に増加し、９月の出荷量は１万9,000トンとなった。
今年通年の受注量は、中山高速公路（国道１号）の五股〜楊梅間の拡張工事や、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）およびコーニング中部工場建設向けなどで20万トンに達する見通しだ。
同社は例年の需要期の到来、および今年の受注が既に満杯となっていることから、第４四半期も安定成長を見込んでいる。
