台湾ヒューレット・パッカード（ＨＰ）の王嘉昇董事長は25日、台湾にクレジットカードやモバイル端末などによる決済システムを提供するクラウドセンターを設置すると宣言した。台湾だけでなく北アジアの顧客向けにサービスを展開する。26日付経済日報が報じた。
王嘉昇・台湾ＨＰ董事長（左３）はモバイル決済について、現在は普及段階だが、政府の支持があれば今後発展が見込めると語った（25日＝中央社）
王董事長は、中台間で金融業の投資規制がさらに緩和されれば、台湾の金融機関は本業に注力するため業務の外部委託を進めるとみて、同市場を好感している。
また、既に台湾政府や金融機関数社と同センター設置に関して話し合いを進めていると語った。しかし投資額や時期など詳細は、現段階では明らかにできないとした。
