ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年10月31日_記事番号:T00033445
ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)は、11月オファー価格で3カ月連続となる引き下げを決めた。台湾域内向け300系熱延、冷延製品で1トン当たり3,500台湾元(約9,300円)、輸出向けは同30〜100米ドル引き下げた。400系は域内、輸出向けともに据え置いた。原料となるニッケル国際価格の持続的な下落、および市場の需要低迷を受けてのYUSCOの連続値下げで、ステンレス市況が短期内に低迷を脱することは難しい状況だ。31日付工商時報が報じた。
YUSCOの値下げを受けて、川下の新鋼工業、允強実業、彰源企業(FROCH ENTERPRISE)も追随するとみられる。
ただYUSCOは、ニッケル価格は既に底を打っており、スポット価格は最近1カ月で5.81%、さらにこの1週間で8.78%上昇しており、ステンレス価格の下げ止まりにつながるとの見方を示した。
また最近、安価な韓国製ステンレスが台湾市場の秩序を乱しているとし、ダンピングの事実を発見すれば必要な行動を採ると強調した。
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