ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年11月4日_記事番号:T00033560
中国鋼鉄(CSC)の3日発表によると、同社10月の販売量は73万4,300トンと、需要期でありながら今年最低を記録。売上高は前月比4.4%減の195億9,300万台湾元(約500億円)で過去8カ月で最低に、税引前利益は前月比26.57%減、前年同月比45.51%減の11億500万元で金融危機以来で最低となった。1~10月の累計税引前利益は238億1,100万元となった。4日付経済日報などが報じた。
10月の業績不振について同社幹部は、販売量の減少のみならず、米ドルの急上昇が起きて原材料価格の下落を相殺したためと説明した。
証券会社は、同社は11月と12月の税引前利益も10億元前後の低水準にとどまり、通年では約260億元になると予測。目標である300億元の達成は厳しいとの見方を示した。
また、市場の需要低迷について鉄鋼アナリストは、欧州債務危機は導火線で、真の原因は中国市場での供給過多だと指摘した。
同社は11月と12月の見通しについて、市況によってはさらに10~20%の減産もあり得るとしている。
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