百貨店最大手、太平洋崇光百貨（太平洋そごう百貨）台北３店舗（忠孝館、復興館、敦化館）の創業祭（週年慶）セールが10日スタートし、数万人が詰めかけて、初日の売上高８億2,000万台湾元（約21億円）と業界過去最高をたたき出した。そごうによると、化粧品、冬用掛け布団は前年に比べ２割以上売り上げが伸びているという。特に化粧品は、限定特別セット目当ての消費者が早朝６時から行列を作るなど、この日だけで２億元を売り上げた。11日付蘋果日報が報じた。
特価品を買い求める客でごった返す店内（10日＝中央社）
化粧品セール商品のうち、基礎化粧品ブランド「ＳＫ−Ⅱ」の化粧水セット（35〜55%引、限定300組）は開店前に整理券がなくなり、シュウ・ウエムラの５割引セットも開店後約１時間で売り切れた。台湾ＳＫ−Ⅱはこの日、前年に比べ35%増となる700万元の売上高を上げた。
また200万元消費で贈呈される高級マッサージチェアが開店15分で２台提供され、50万元消費で贈呈される「iPad2」は開店３時間で限定の12台がすべてなくなった。
この日は、仕事を休んだり、抜け出したりするサラリーパーソンも多かったほか、日本、韓国、中国など海外からの旅行者の姿も見られた。
