液晶パネル大手、奇美電子（チーメイ・イノルックス）が９日発表した11月連結売上高は、前月比8.1％増、前年同月比3.47％減の434億台湾元（約1,100億円）で、パネル業界で唯一、前月比プラス成長を記録した。米国のクリスマス商戦開始日となる「ブラックフライデー（感謝祭翌日、今年は11月25日）」で液晶テレビの売れ行きが好調だったこと、来年１月下旬の春節（旧正月）に向け中国で調達意欲が高まり始めたことにより、大型パネルの緊急受注が増えたためだ。10日付経済日報が報じた。
同社11月の出荷枚数は、大型パネルが前月比18.4％増の1,214万3,000枚、中小型パネルが前月比14.1％減の3,699万3,000枚だった。
