ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2011年12月23日_記事番号:T00034541
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は22日、来年1月の鉄鋼製品価格を発表した。台湾市場向けは、冷延特殊製品を1トン当たり450台湾元(約1,160円)値上げしたほかは、熱延・冷延製品ともに据え置いた。輸出向けは熱延・冷延製品ともに同10~20米ドル引き上げた。上げ幅は平均2.17%前後で、値上げは10月以来。23日付工商時報が報じた。
輸出向けの1月値上げについて中鴻鋼鉄は、「中国や東南アジア市場の需要が回復し、日本と韓国メーカーも輸出向け熱延・冷延製品価格を1トン当たり630~650米ドルに引き上げた。また、当社は海外からの受注が好調で、1月は受注量が正常な水準に近づくとみて、国際相場に合わせた値上げを決めた」と説明した。
台湾市場向け価格の据え置きについて中鴻は、「川下メーカーの受注競争力を考慮して準備期間を設けた」とし、2月の値上げを示唆した。これについて川下メーカーは、「亜鉛めっき製品の輸出は依然競争が激しく、しばらく値上げは困難だ。来年1月下旬の春節(旧正月)後に市況をみて値上げしたい」と述べた。
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