23日付経済日報が証券会社の話を基に報じたところによると、電子機器受託メーカー、和碩聯合科技（ペガトロン）が、ＣＤＭＡ仕様iPhoneに続き、iPhone4Sのサプライチェーン入りを果たしたもようだ。これについてペガトロンは、特定顧客についてはコメントできないとしている。
証券会社は、ペガトロンの来年のiPhone出荷台数が1,500万台に達し、今年の820万台から大幅に増加するとみている。
なお、ペガトロンの３大顧客は、華碩電脳（ＡＳＵＳ）、ヒューレット・パッカード（ＨＰ）、ソニーで、売上高全体の70〜80％を占める。このほか、アップル、デル、東芝など向けに受託生産を行っている。東芝からは、従来、仁宝電脳工業（コンパル・エレクトロニクス）が受託していたノートパソコン生産を獲得したとされており、ペガトロンは東芝の外部委託全体の２〜３割を手中に収め、同社２大サプライヤーの一つとなる可能性が出ている。
