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元太、12月は55%減収


ニュース 電子 作成日:2012年1月9日_記事番号:T00034772

元太、12月は55%減収

 電子ペーパー世界最大手、元太科技工業(イーインクホールディングス、EIH)が6日発表した昨年12月の連結売上高は、前月比55%減、前年同月比57%減の15億9,200万台湾元(約40億円)で、昨年10月に過去最高を更新して以来2カ月連続で減少した。12月の大幅減収について劉思誠・同社董事長は、11月でクリスマス向け出荷が終了したこと、12月から電子ブックリーダーが非需要期を迎えたこと、および世界経済の先行き不透明感から顧客が調達に慎重になったことを挙げた。7日付工商時報が報じた。

 第4四半期の同社の連結売上高は前期比4%減の約104億8,700万元と予測を下回ったものの、通年では前年比53%増の約384億2,800万元で、過去最高を記録した。これについて劉董事長は「電子ペーパーとFFS方式液晶パネルが好調だった」と述べた。

 今年第1四半期の元太の業績について証券会社は、末端市場で現在進められている電子ブックリーダーの在庫消化に時間がかかるため、前期比3割減収の可能性もあると予測している。