ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2012年1月31日_記事番号:T00035080
ステンレス大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)は30日、原料であるニッケル国際価格の大幅上昇を受け、2月の熱延・冷延製品の値上げを発表した。台湾域内向けは300系で1トン当たり5,000~6,000台湾元(約1万3,000〜1万5,400円)、400系で同1,000元引き上げた。輸出向けは300系で同250~280米ドル、400系で同30~50米ドル引き上げた。値上げ幅は平均5%以上で昨年下半期以降最大だ。31日付工商時報が報じた。
鉄鋼アナリストによると、ニッケルの国際スポット価格は現在、1トン当たり2万1,400米ドル前後で、月平均は同1万9,600米ドルと、前月より約1,517米ドル上昇した。
今回の値上げ理由についてYUSCOは、原料価格上昇のほか、ステンレス市場で各メーカーの減産により在庫がほぼ消化され、在庫積み増し需要が高まったことを挙げた。
31日に2月分の価格を発表する同業大手、唐栄鉄工廠も台湾向け、輸出向けとも同程度の値上げを行うとみられる。
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