ＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）は13日、グーグルのスマートフォン用ＯＳ「アンドロイド4.0」に対応する３Ｇベースバンドチップ「ＭＴ6575」を正式に発表した。14日付工商時報が伝えた。
同チップは40ナノメートル製造プロセスを採用し、ＡＲＭデュアルコアプロセッサーの「コーテックスＡ９」を搭載している。既に中国の聯想集団（レノボ）、ＴＣＬなどが同チップの採用を決めており、今後はサムスン電子などアンドロイド陣営の大手メーカーに採用されるかどうかが注目点だ。
メディアテックによると、「ＭＴ6575」を搭載したスマートフォンは、今年３月に発売が見込まれる。
謝清江・メディアテック総経理は、同社の携帯電話用チップ出荷量を第１四半期は800万～1,000万セット、通年で5,000万セットと見込んでいる。これは証券業界の予測（通年2,000万～3,000万セット）を上回る強気の予測だ。
