陳冲行政院長は15日、南部における経済振興策の必要性を力説し、政府が計画している自由経済モデル区のほか、競馬場を建設する提案も出ていると述べて、新たな商機創出に意欲を示した。16日付経済日報が報じた。
就任後に株価が上昇したため、陳冲内閣の滑り出しには好感が持たれている（中央社）
台湾南北の経済格差是正について質問を受けた陳行政院長は、「政府による南部へのリソース投入は想像されているよりも多い」と強調した上で、自由経済モデル区について「北部にこうした特区は必要なく、南部のために計画されているものだ」と明言。特色ある新たな商機を創造するため、十分に検討を重ねる必要があると語った。その中で、競馬場の設置が提案されていることを明らかにした。
一方北部では、市民の不満が強い住宅価格高騰問題にの解決に取り組む姿勢を示し、内政部に対し１カ月以内に具体的な対策を示すよう要求したと説明した。
