市場調査会社、ガートナーの調べによると、スマートフォン大手、宏達国際電子（ＨＴＣ）の2011年第４四半期の携帯電話販売台数は1,083万台で、世界シェア2.3％を占め８位だった。シェアは前期より0.4ポイント低下し、１ランク順位を下げた。ハイエンドモデルの販売台数が伸びなかったことが原因だ。昨年通年では2.4％で７位を守った。16日付工商時報が報じた。
また、昨年第４四半期の携帯電話世界販売台数は前年同期比5.4％増の４兆7,600億台だった。このうちスマートフォンは、米アップル「iPhone 4S」の販売好調がけん引し、前期比約３割増、前年同期比47.3％増の１兆4,900億台となった。
このほか同期スマートフォン市場は、中国でローエンドモデルの需要が伸び、中興通訊（ＺＴＥ）のスマートフォン販売台数は前期比71％の大幅増となり、携帯電話世界シェアも順位を１ランク上げて４位に浮上した。華為技術（ファーウェイ・テクノロジーズ）は、基本ソフト（ＯＳ）にグーグルの「アンドロイド」を採用したスマートフォンで、ＬＧディスプレイ（ＬＧＤ）を抜いて４位に浮上。携帯電話世界シェアでもＨＴＣとリサーチ・イン・モーション（ＲＩＭ）を抜いて６位に踊り出た。
