華碩電脳（ＡＳＵＳ）の24日発表によると、11年通年の連結売上高は前年比９％増の3,502億台湾元（約9,500億円）、純利益は165億7,800万元で、2008年１月に和碩聯合科技（ペガトロン）を分社して以降でいずれも最高を記録した。25日付工商時報などが報じた。
ＡＳＵＳは昨年第４四半期のノートパソコン出荷が予想より良く、同期の連結売上高は前期比１％増の1,026億元で、四半期ベースで過去最高となった。純利益は前期比４％増の48億8,100万元だった。
沈振来ＡＳＵＳ執行長は、モバイルＰＣ世界市場で昨年第４四半期にシェア10％を超えたと指摘。今年末には米アップルに次ぐ２位が目標と宣言した。これに向け、▽「Zenbook」の廉価版を699米ドルで発売するなどし、超薄型軽量ノートＰＣ「ウルトラブック」市場シェア拡大▽タブレット型ＰＣ出荷、前年比66％増の300万台▽１台でスマートフォン・タブレットＰＣ・ノートＰＣの３役を果たす新製品「Padfone（パッドフォン）」出荷、数十万台──を目指す。
