日本の百貨店大手、丸井は１日から９月30日まで、台北を中心に公共交通機関の運賃やコンビニエンスストアなどでの代金支払いに使えるＩＣカード「悠遊カード（イージーカード）」を提示すれば、５％割引の優待が受けられるサービスを実施する。
日系大手百貨店によるこうした取り組みは初めてで、効果が注目される（悠遊カード公司リリースより）
同サービスは東京・新宿の▽本館▽メン▽アネックス▽カレン▽ワン──と大阪・難波の６店舗で実施する。割引適用消費金額に下限はなく、会計の際に悠遊カードまたは悠遊聯名カードを提示するだけ。ただ、現金精算にのみ適用されるほか、食品やレストラン、一部店舗（ユニクロ、バーバリーブラックレーベルなど）は対象外、他の優待サービスとの併用は不可などの条件がある。また、割引後の消費金額が、単日、同一店舗で１万501円以上であれば、消費税の還付も受けられる（化粧品など一部商品を除く）。
丸井は、中国のデビットカード「銀聯カード」提示による割引サービスを行っており、台湾人観光客に対しても同様のサービスを展開すべく、今回悠遊カード公司との提携を実現した。今後の反応で、対象店舗の拡大や、期間の延長も視野に入れている。
