液晶パネル、タッチパネル大手の勝華科技（ウィンテック）が２日発表した２月連結売上高は、前月比6.01％増、前年同月比58.72％増の94億2,100万元（約261億5,000万円）だった。米アップルのスマートフォン「iPhone4S」、タブレット型パソコン「iPad2」、来週にも発表されると観測される新製品「iPad3」向けの出荷が貢献した。３日付工商時報が報じた。
同社は３月、「iPad3」のレティナ（Retina）ディスプレイの良品率が低いためタッチパネル出荷は抑制されるが、パネル出荷が増え続け、売上高は過去最高だった昨年12月の105億元に迫ると市場では予測されている。第１四半期は前期比０～５％増の260億～270億元と予想されている。
第２四半期には、宏達国際電子（ＨＴＣ）や日本のタブレット型パソコンメーカーに採用されたタッチセンサーとカバーガラス一体型「ワン・グラス・ソリューション（ＯＧＳ）」の出荷が始まり、さらなる業績成長が見込まれる。
