ＩＣ設計大手の聯発科技（メディアテック）の６日発表によると、同社２月の連結売上高は62億3,000万台湾元（約170億円）で、前月比20.78%増、前年同月比37.44%増となった。春節（旧正月）連休が昨年は２月、今年は１月だったこと、および中国市場の需要が回復を見せていることから２月は前月比、前年同月比とも大幅な増収となったが、今年１〜２月合計では前年同期比5.87%の減収となった。同社は第１四半期の売上高について192億から204億元と予測しており、３月は前月比25％以上の増収が必要となる。６日付聯合晩報が報じた。
またメモリー設計業者の米ランバスがメディアテックを含む半導体大手やパソコンメーカーを特許侵害訴訟で提訴していた問題で、米国際貿易委員会（ＩＴＣ）は先週、侵害はなかったとする判決を下した。ただ、メディアテックは６日、同社がランバスから特許技術の使用承諾を受け、和解が成立したと発表した。
