オンラインゲーム制作・プロデュースなどのAiming（エイミング、本社・東京都新宿区、椎葉忠志社長）は７日、制作スタジオ、艾鳴網路遊戯（エイミング台湾）を台北市で開業した。まず日本市場向けコンテンツのグラフィック制作を主に行い、日本と共同での台湾向け制作も予定している。将来的に世界市場向け製品をゼロから作ることも視野に入れている。
椎葉社長（左）と平田総経理（右）。台湾のデザイン関連の人材を高く評価している（同社リリースより）
同社は台湾での制作スタジオ開業について、従来から日本のアニメ、漫画、ゲームが親しまれていることや、日本人が好むかわいいデザインから中国や韓国で人気のリアルなものまで対応できる優秀な人材が多いこと、開発者がオンラインゲームやＳＮＳ（ソーシャル・ネットワーク・サービス）をよく理解していることを理由に挙げた。
エイミング台湾には現在、グラッフィックアーティスト８人を含む台湾人12人が在籍。４月末までに30人に増員する予定だ。平田尚武総経理は「半年後には従業員をさらに増やし、制作スタジオ数も増やして規模を拡大したい」と抱負を語った。
エイミングは2011年５月設立で、従業員182人（12年１月末現在）。３月２日には韓国市場向けパブリッシング（配信）事業を行う全額出資子会社を同国で設立している。
