奇美電子（チーメイ・イノルックス）が９日発表した２月連結売上高は、前月比19.6％増、前年同月比0.19％減の327億9,000万台湾元（約910億円）だった。春節（旧正月）があった１月に比べて稼働日が増え、大型、中小型パネルともに出荷が増えたためだ。10日付経済日報などが報じた。
２月の大型パネル出荷枚数は前月比26.1％増の1,108万6,000枚、中小型パネルは同22.4％増の3,059万枚だった。
ディスプレイサーチ、ウィッツビュー・テクノロジーなど市場調査機関は、中国の労働節（メーデー、５月１日）連休を前に、中国カラーテレビメーカーによる調達が３月下旬から始まり、奇美電の業績に貢献するとの見方を示した。
