台湾土地開発（台開）とブロードウエーで多く劇場を運営するネダーランダー・グループ傘下、ネダーランダー・ワールドワイド・エンターテイメントは20日、花蓮光華楽活創意園区（花蓮県吉安郷）に世界レベルの劇場を共同建設することで合意し、契約書を交わした。21日付工商時報が報じた。
台開は同園区で５年以上前から観光、文化創意（クリエーティブ）および美容医療専区を整備しており、劇場のほか、美容医療養成会館、商業施設、映画館、芸術家のためのアトリエなどの建設も進めている。
邱復生・台開董事長は、「同劇場の設計のほか、運営、マーケティング、人材育成、演目および制作など、ソフト面でもブロードウエーが積み重ねてきた経営ノウハウを取り入れたい」と述べた。
ネダーランダー・ワールドワイド・エンターテイメントの責任者、ロバート・ネダーランダー氏は、「花連には劇場経営を成功させるための文化的背景や自然条件が整っているが、この他に明確な経営計画が必要で、かつ芸術と商業を両立させなければならない」と指摘。その上で同劇場にブロードウエーの運営モデルを導入してプロフェッショナルな人材を育て、台湾ならではのエンターテイメント芸術を世界へ発信したいとの考えを示した。
