競売大手サザビーズ傘下の不動産仲介、サザビーズ・インターナショナル・リアルティが22日、台湾で営業を開始した。本部は台北市復興北路、ショールームは同市民生東路三段で、30人の営業員を有し、大台北地区（台北市・新北市・基隆市）にある１万戸余りの高級住宅を開発・販売する。23日付蘋果日報などが報じた。
台湾サザビーズ・インターナショナル・リアルティの創業者で顧問の陳智亮氏は、「香港の住宅市場では成約総額のうち25～50％が外国人による購入で、最高額の成約案件の購入者も外国人だ。台湾も今後、外国人投資家による購入ケースが増えるだろう」と述べた。
また、同社は同日、世界で最も独創的な高級住宅10軒も発表し、台湾から台北市敦化北路の高級マンション「文華苑」を選んだ。王嘉豪・同社顧問総経理は、「文華苑」はマンダリン・オリエンタルグループ（文華東方酒店）に管理を委託し、台湾で初めてホテル方式を導入したことが評価されたと指摘。市場関係者によると同マンションの市場価格は現在、５億台湾元（約14億円）以上となっている。
