台湾経済研究院は８日、来年の経済成長率は4.39％、物価上昇率は1.9％という予測を発表した。今年の経済成長率は、民間投資の伸びが好調なことから、従来予測の4.21％を4.41％に上方修正した。
台経院の分析によると、来年の民間消費は消費者金融と雇用情勢の好転が続くことで回復し、今年よりも高い2.84％の成長が見込める。
貿易面では輸入成長率が10.33％と輸出成長率の9.38％を上回る。貿易黒字は約258億7,000万米ドルの水準となる。
固定投資は4.31％へとプラス成長へ転換し、民間投資は4.75％、消費者物価指数（ＣＰＩ）は1.9％上昇、台湾元の対米ドルレートは１米ドル＝32.38元水準と予測している。
