経済部が20日発表した３月の輸出受注額は前月比13.01％増、前年同月比1.58％減の383億7,000万米ドルで、過去最高だった2011年３月に次ぐ高水準だった。一方、第１四半期の輸出受注額は前期比5.77％減、前年同期比1.46％増の1,038億1,000万ドルだった。21日付経済日報などが報じた。
３月の製品別輸出受注額は上位から順に、▽情報通信製品、91億5,000万米ドル（前年同月比6.39％減）▽電子製品、89億3,000万米ドル（同0.18％増）▽液晶パネルなど精密機器、30億5,000万米ドル（同6.41％減）──。蔡美娜・経済部副統計長は、情報通信製品の受注額減少は新旧製品交代期に当たったためと分析した。
蔡副統計長は、今後はスマートフォンや超薄型軽量ノートパソコンなど新製品の発売、中国の労働節（メーデー、５月１日）連休に向けた在庫補充などプラス要因が多く、全体的にやや楽観できるとの見方を示した。
