発光ダイオード（ＬＥＤ）パッケージング（封止）最大手、億光電子工業（エバーライト・エレクトロニクス）は20日、米国で販売している同社の住宅用照明、街灯、スポットライトなどが日亜化学工業に特許権を侵害されたとして、日亜化学を相手取り、米国での製造、使用、販売、販売勧誘、輸入差し止めおよび損害賠償を求め、米ミシガン州東部地区連邦地方裁判所に提訴した。損害賠償請求額は明らかにしていない。21日付工商時報が報じた。
エバーライトは、日亜化学に侵害された「ＬＥＤ金属化製造工程技術」にかかわる米国特許6,653,215号は、米国ではエムコア（Emcore）のみにライセンスを与えたと説明している。
エバーライトは同日、日亜化学の米国特許5,998,925号、および7,531,960号が無効で、エバーライトの製品が特許権を侵害していないことを確認する無効確認訴訟も起こした。
エバーライトは顧客の権益を守るため、今後も世界で法的措置を辞さないと強調した。
日亜化学はワイズニュースの取材に対し、訴状を確認できていないので現段階ではコメントできないと回答した。
