微星科技（ＭＳＩ）は24日、ゲーム用ノートパソコン、17インチの「ＧＴ70」と16インチの「ＧＥ60」を発表した。インテルのクアッドコアプロセッサ「Ivy Bridge Core i7 3610M」、エヌビディアのグラフィックカード「GTX670M」と最高規格を搭載し、販売価格はそれぞれ７万2,900台湾元（約20万円）、４万2,900元。25日付電子時報などが報じた。
「ＧＴ70」と「ＧＥ60」（写真）25日に台湾公開のアクション映画「アベンジャーズ」とのコラボレーションモデルだ（ＭＳＩリリースより）
同社は、ゲーマーが機能性やゲーム時の感覚を重視することから、マザーボードを手掛ける同社に有利と判断し、ゲーム用ノートＰＣ市場にも注力すると説明した。世界市場規模は500万～600万台で、毎年10％の成長が続くと見込む。
同社は今年、ゲーム用ノートＰＣを10～12機種発売する予定で、同製品の出荷割合は大幅に拡大すると予測した。ＰＣ市場が伸び悩む中、転換を迫られたようだ。ただ業界関係者は、ＭＳＩがゲーム用市場で成功できるかは今後も観察が必要と語った。
