裕隆汽車は中国湖北省の自動車大手、東風汽車との提携を拡大し、台湾で東風汽車ブランドのトラックの組み立て生産を開始する計画だ。９日付経済日報が伝えた。
裕隆汽車の陳国栄総経理は「現在組み立て生産のテストを急いでおり、早ければ今年末にも台湾で発売できる見通しだ」と述べた。生産車種は比較的大型のものになる見通しだ。ただ、具体的な規格、価格、生産拠点については明らかにされなかった。
湖北省との経済交流行事のため、台北市を訪れた東風汽車の徐平董事長は「裕隆汽車とは兄弟のような関係だ」と述べた。
双方は2000年に合弁で広州市に「風神汽車」を設立したのに続き、10年には浙江省に折半出資で東風裕隆汽車を設立し、裕隆の自社ブランド「LUXGEN」の乗用車を生産するなど、提携を本格化させている。
