鴻海科技集団（フォックスコン）傘下のプリント基板（ＰＣＢ）メーカー、臻鼎科技控股（ＺＤＴ）の李順忠副総経理は25日、タイ子会社を通して同国に工場を設置することを明らかにした。まずは５億3,000万バーツ（約1３億３,000万円）を投じて来年第２四半期の予定で工場棟を建設、その後さらに５億バーツ以上を投じて設備を搬入し、同年第３四半期に量産を開始する計画だ。主にコンシューマー電子製品向けＰＣＢを生産する。26日付経済日報が報じた。
臻鼎の現在の月産能力は25万平方メートル。タイ新工場稼働後は同55万平方メートルと現在の倍以上となる。
同社の第１四半期連結売上高は前年同期比20.55％増の13億6,000万台湾元（約36億5,000万円）、純利益は同98.81％増の１億7,000万元と四半期別の過去最高を記録、非需要期ながら好調だった。第２四半期の業績見通しについても李副総経理は、前期同水準と予測している。
