太陽電池最大手、茂迪（モーテック・インダストリーズ）は28日、同社が約30％を出資する米ＡＥポリシリコン（ＡＥＰ、米ペンシルベニア州）で、太陽電池用ポリシリコンの生産を停止し、資産売却を進める方針を明らかにした。既に従業員の解雇にも着手した。時報資訊が29日伝えた。
モーテックの広報担当者は「ポリシリコン市場は供給過剰となっており、ＡＥＰはスケールメリットがなく、価格競争力が低いため、生産停止を決定した」と説明した。ＡＥＰはモーテックの業績で毎月約100万米ドルの損失要因となっていた。ＡＥＰの資産売却については、同社の株主総会による決議が必要となる。
モーテックは、今年４月末までにＡＥＰに約2,600万米ドルを投資したほか、商品代金の前払い分が1,500万米ドルある。モーテックはＡＥＰに関する特別損失を第２四半期決算に計上する構えだ。
