宏達国際電子（ＨＴＣ）は31日、同社スマートフォン新シリーズ「HTC One」のうち、ミドル・ハイエンド機種の「Ｏｎｅ Ｓ」を台湾で発表した。６月初旬に販売を開始する。「Ｏｎｅ Ｘ」と「Ｏｎｅ Ｖ」は４月に販売を開始しており、これで同シリーズはすべての機種が出そろう。１日付蘋果日報が報じた。
「Ｏｎｅ Ｘ」は、４月の台湾スマートフォン市場における機種別シェアで、ＨＴＣとしては過去最高の9.3％を記録して首位となっており、董俊良・同社北アジア区総経理は、「Ｏｎｅ Ｓ」の投入により同社は第２四半期、台湾スマートフォン市場シェアで首位を獲得できると自信を見せた。
董総経理はまた、欧州債務問題で世界経済に先行き不透明感が増す中、スマートフォン市場はまだまだ成長が見込め、販売好調は第３四半期まで続くとの見方を示した。
