経済部統計処が23日発表した５月の卸売・小売・飲食業界全体の売上高は、前月比4.59％増、前年同月比2.02％増の１兆1,985億台湾元（約３兆2,000億円）だった。中でも小売業の売上高は、自動車販売の盛り返しによって前月比2.54％増、前年同月比5.8％増の3,167億元を記録し、前年同月比の伸び率は今年最大となった。25日付工商時報が報じた。
５月は前月のガソリン価格引き上げよる自動車の購買意欲低迷を受けて、自動車メーカー各社が値下げや販促キャンペーンを行った結果、販売台数が回復。自動車・二輪車および関連部品の売上高は前年同月比で20.27％増加した。同分野を除いた場合、小売業の前年同月比成長率は3.74％に下落する。
卸売業の５月売上高は、前月比5.27％増、前年同月比0.68％増の8,488億元。小売業と同様、自動車・二輪車および関連部品が前年同月比23.88％の最大の伸びを記録した。
飲食業の５月売上高は、前月比7.32％増、前年同月比2.01％増の330億元で、過去２番目に高かった。母の日の影響で飲食業が好調だった。
