工作機械の業界団体、台湾区機器工業同業公会（ＴＡＭＩ）の９日発表によると、上半期の機械設備輸出額は前年同期比1.2％減の100億米ドルだった。台湾の産業全体の輸出総額が同4.7％減だったことを考えると、機械産業は比較的良かったと言える。10日付経済日報が報じた。
一方、６月の機械設備輸出額は、前年同月比５％増の519億台湾元（約1,400億円）で、これまでの月平均500億元を上回った。
王正青ＴＡＭＩ秘書長は、６月の成長は第３四半期、下半期に向けての良い兆しだと指摘した。台湾元安の進行、北米やロシア市場の回復などで、今年通年の機械設備輸出額は前年比５％増が見込めると予測した。
