来年、新興国市場での機能フォン（フィーチャーフォン）浸透率が70%に達すると予想されることを好感するＩＣ設計最大手、聯発科技（メディアテック）は11日、全世界に１億4,000万ユーザーを抱えるソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）、ツイッター（Twitter）と戦略提携を結んだと発表した。メディアテックは独自に開発した準スマートフォン向けミドルウエアプラットフォーム「マウイ・ランタイム環境（ＭＲＥ）」にツイッターのサービスを組み込み、新興市場における機能フォンユーザーがツイッターや関連サービスを利用しやすくする。12日付工商時報が報じた。
メディアテックは、同社のＭＲＥプラットフォームを搭載した機能フォンは最低限のメモリーおよびハードウエア環境でモバイルインターネットおよび関連サービスを利用することができるようになり、携帯電話メーカーは開発コストを大幅に引き下げた上で、スマートフォンに劣らない豊富な機能を備えた機能フォンを発売できると強調した。
なお通信規格「ＥＤＧＥ」対応の携帯電話向け最新チップ「MT6255」でツイッターや各種サービスをサポートし、将来的にはその他チップにも拡大する予定だ。
